アンゾフの成長ベクトルとは、企業が成長するための方向性を示した「戦略モデル」である。既存の事業を起点として、どの方向に進むべきかという会社の全体戦略を決定するのに向いている戦略ツールだ。
「成長ベクトル」の考え方の背景には、「
シナジー効果」がある。既に持っている経営資源や強みを極力活かすことで、資源の相乗効果の発揮やリスクの低減を狙ったソフトランディングな戦略をとることができる。
商品と市場分野の2軸の組み合わせを使って、とるべき戦略を示したのが下記の図である。

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市場浸透戦略:
現在の商品・市場分野との組み合わせで、より浸透させることで成長を図る戦略。
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市場開拓戦略:
新しい市場分野に対して、現在の商品を投入することにより成長を図る戦略。P&Gが、乳幼児用紙おむつを大人用失禁ケアの紙おむつとして市場に投入したことなどが好事例。
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製品開発戦略:
現在の市場分野に対して、新しい商品分野を投入することにより成長を図る戦略。携帯電話会社が次々と新機種や新サービスを提供しつづけているのが典型例。
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多角化戦略:
製品・市場分野ともに全く新しい分野への進出することで、成長を図る戦略。多角化戦略は最もリターンが大きいが、一方で最もリスクが大きい戦略でもある。
特に多角化戦略は、景気に大きく左右される戦略だと考える。
高度成長期やバブルのころは、どの会社も多角化戦略をとることで、大きく成長してきた。何を作っても、売れる時代なため、さまざまな事業を拡大することで、企業はアメーバのように成長していきました。
ところが、物が売れない時代になると、多角化戦略は、「諸刃の剣」となる。経営資源が分散してしまったことで、企業の強みが発揮しづらくなるのだ。売上が縮小していく段階にいたって、自分が得意でない分野に進出してしまったこと、その市場で勝てないことに企業が気づくのだ。やはり不景気という持久戦になってくると、中途半場に多角化を手がけた会社では、オンリーワン企業に競争では勝てないのが現実でしょう。
最近、政府の4月の月例経済報告では、景気回復期間は51カ月となりバブル時の景気に並ぶほど、景気が回復してきているそうだ。この景気が順調に上向くのであれば、今後、多角化戦略を進めてくる企業がまた出てくるかもしれませんね。
歴史は繰り返すという言葉がありますが、果たしてどうなのでしょうか。
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私の方はプライベートでごたごたしてやっと気持ちの切り替えができてきました。
また週末にでも渋谷でシガーでも燻らしながら飲みましょう。