昨日に引き続き、ランチェスター戦略セミナーで勉強になったことを書きたいと思います。
「小さな会社が成功し、大企業へと成長していくための道のりとしてどのようにあるべきか」について、福永先生が講演の中で非常にわかりやすい絵を書いていたので紹介します。
一見当たり前のように思える話ですが、非常に大切なポイントだと感じました。経営者がこういった意識を持って道のりを決めているかで、会社が大きく成長していくかの分岐点になるものだと思っています。
多くの中小企業は、弱者であり、経営規模は小さい会社がほとんどです。
しかしながら、経営者の多くは、最終的にはトヨタやドコモのように、強者でかつ、経営規模が大きな会社にすることを経営のゴールのひとつに置いているかと思います。
では、このマトリックスを見てください。

縦軸が、市場での自社の地位になります。強者か弱者の違いは明確です。
自社がナンバーワンをとりたいと思っている市場で、今現在ですでに市場占有率が1位など、ナンバーワンであれば、あなたの会社は強者です。そうでなければ、すべて弱者となります。
横軸は、経営規模の大きさです。従業員数が300人以上、あるいは資本金が1億円以上あるならばあなたの会社の経営規模は、大だと思ってください。それ以外は、すべて小となります。
そういった視点で、自社をあてはめるとほとんどの会社が、弱者であり、経営規模は小さいというカテゴリーに位置づけられるのではないでしょうか。
この◆印の位置が出発点となります。
では、ゴールはどこでしょうか?
もちろん、◎印の位置ですよね。
では、この◎印の位置に行くためには、どのような道のりをとるべきでしょうか?
道のりは、2つあります。
一つ目は、弱者のまま経営規模を大きくして、その後、強者となる道のり。
もうひとつは、強者になったあとに、経営規模を拡大していく道のり。
一見、道のりは2つあるかに見えますが、実は、ひとつしかないのです。
それは、弱者のまま経営規模が大きくなるということが現実には難しいからです。なんでもやります、どんな商品でも販売しますというような下請けスタイルがメインとなってる会社はほんとうにたくさんあります。ただし、そのこと自体は、否定はしません。経営者が毎年の増収増益を使命としている以上、時にはどんな小さなビジネスチャンスでもやっていかなければいけません。
ただし、ここで考えていただきたいのは、
会社が生き延びるのと会社が大きく成長していくのは、意味が違うということです。極論を言うと、どんなに下請けの仕事をたくさんやっても会社は楽になりません。
理由は簡単でおいしいところを、常に他の会社に持っていかれているからです。だから会社の経営規模が大きく拡大することはたいへん難しいのです。
とすると、残された道のりは一つです。
どんな小さな市場でもいいので、まずはナンバーワンになり強者になることです。強者になることで、一点突破から大きな市場への全面展開の糸口がつかめます。小さな会社から大成長した会社は多かれ少なかれ、ユニークなビジネスモデルやすぐれた技術力をもっています。それはすべて競合他社が簡単にまねすることができない差別化によるものです。
大きくて強い会社になるための道のりは、ひとつしかありません。当たり前すぎることですが、経営者はそのことを強く意識して行動する必要があるのではないでしょうか。■最後まで読んでいただきありがとうございました。
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