大切なことは、「コスト」ではなく「収益」である。コスト病というのは、会社の中で最も危険な病気の一つである。必ず製品の質が落ちるし、一番大切なものは「コスト」になってしまい、お客様サービスにかかるコストなど真っ先に削られて、お客様を怒らせたり、信頼をなくしたりするのだ。
極端な場合には、コスト病が会社をつぶしかねない程恐ろしいものなのである。今時の中小企業では、すでに削れる費用など殆どない。多少のムダはクッションとして必要なのである。
大切なことは、「コスト」ではなく「収益」である。コスト病患者にはそのことは全く分からない。1のコストを減らせれば、それによって10の収益が減っても、コストにしか関心を示さないのである。
(一倉定の経営心得より)
コストを削減するだけが、利益を生み出すわけではありません。
ちょっとお店の名前は忘れてしまいましたが、ある外食店舗では、より多くのお客様に来てもらうために、これまで以上に食材にこだわり、材料費を増やしたそうです。通常であれば、材料費を抑えて利益を確保したいところを、逆に費用をかけたのです。まさに、逆転の発想です。その際のこだわりは、「お客様が食べて、味の違いがわかるほど、材料にこだわる」ということでした。
結果、このお店は、「値段の割にはおいしい」という評判を手に入れ、いまでは大繁盛しているそうです。この外食店舗の場合は、売上を上げることで、今まで以上の利益を確保したのです。
よくお金のうまい使い方として、「
お金を使う時に、それが「消費」なのか「投資」なのか考えてからお金を使え」というのがあります。
それが「投資」であれば積極的にお金を使い、「消費」であれば抑える。たったこれだけのことを、財布からお金を出す際に、毎回考えるだけで、どれだけ有意義にお金が使えるようになるか。
(まあ、そういうわたくしも、タリーズのアイスラテを飲みながら、このブログを書いてしまっているのですが…(汗))
同様のことが、企業経営にも言えるのではないでしょうか。
経営者や経営幹部層が、コスト意識を持つということは、たいへんすばらしいことだと思います。そのコストが「無駄遣い」なのか、「必要経費」なのかをきちんと判断した上で、コストの削減を進めていくのが望ましいといえる。無駄な贅肉を殺ぎ落とすことで、企業体質は改善されます。
ただし、本当に経営者が時間や情熱をかけてやらなければいけないのは、コスト削減ではなく、収益の拡大です。企業の売上業績が鈍化した際に、経営者自身が、コスト削減に目を向けてしまうか、これまで以上に収益を拡大するための努力をするかで、企業の成長スピードは大きく変わります。ある意味、「攻撃は、最大の防御なり」といったところでしょうか。
■最後まで読んでいただきありがとうございました。
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二度目行ったら、量が減ってたとか、味があきらかに変わってたとか、そんな経験あります。マイナスですよね。