最近、歴史小説をよく読みます。
やはり、どの時代においても大将と呼ばれる人たちの太刀振る舞いひとつで、その後の展開が大きく変わるのというのが小説を通じてよくわかります。
NHKの「その時、歴史が動いた!」ではないが、やはりここぞという時の大将たる人間の意思決定が、ほんとうに大切になってくるのではないでしょうか。
本日は、「兵糧及び補給路の確保は出来ているか」と題して、書きたいと思います。
戦国時代の大名は、戦(いくさと読みます)を行なう場合には、戦準備として兵を増強して、兵糧を十分に用意して戦いに望みます。また、戦が長引くことに備え、兵糧の補給路も確保する必要もあります。
現代の企業経営に置き換えるならば、「戦」が市場での競争であり、「兵を増強すること」が、優秀な人材の採用・育成にあたります。
では、「兵糧」にあたるものは、何でしょうか?
皆様もすでにおわかりかと思いますが、ずばり「お金(キャッシュ)」です。つまり、
「お金」なくして、戦は出来ないのである。確かに、お金がなくても工夫でなんとかするという人もいらっしゃるが、それは、結果的にお金がないから、策として工夫をしているだけです。
私が、今回お伝えしたいことは、「お金」がないなら戦をするな!ということでは、もちろんありません(笑)。
企業として存続している以上、年がら年中なので、戦いつづけなければいけません。
その時に、戦いの途中で兵糧が尽きることがないように、
経営者は、常に「お金(キャッシュ)」の流れを正確に把握し、尽きる事がないようにしなければいけないということです。
5年前くらいに「黒字倒産」という言葉がありましたが、まさにこれなんかは、本来は戦いに勝てたかもしれないのに、兵糧(金)不足のため、負けてしまったケースにあたると思います。
実は、私と先輩とで起業した会社がうまくいかなくなったのも、この資金繰りでの失敗によるものです。詳細は書けませんが、まさに企業活動全体が、にっちもさっちもいかなくなるという状態を味わいました。
経営者がまず把握しなければいけないのは、キャッシュフローです。
次に、会社に入ってくるお金の性質です。どういう類のお金なのかということです。いわゆる、商売から入ってくるお金か、借り入れたお金かということです。
経営者は、本来の商売から入ってくるお金が、毎月・毎年どれくらいあるのかをきちんと把握しなければいけません。
このお金でやれることが、実は、本来の自社がやれる活動の限界範囲であるといことを冷静に意識しとかなければいけません。ただし、借り入れ融資を否定してるわけでもありません。ここぞという時は、借り入れ融資により、ドーンと投資をして勝負する必要もあるわけですから。最低限、本当に必要な時に借りれができるように、いくつかの金融機関とお付き合いしておくのも大切でしょう。だからといって、たいして必要のないとき、お金を融資してもらうのは反対です。払っている利子が少ないからといって、いろんなところから余計にお金を借りていると、いざという時にしっぺ返しを喰らいます。取引による信用の構築などは、信じてはいけません。
お金を借りる時の絶対優位の条件は、財務状況がきれいなことです。これ、個人の借金も一緒ですよね。これまでの取引履歴などさして関係ありません。
現代において市場の競争は、熾烈化し、ますます長期化しております。特に日本の各製品・サービスの市場で、4割以上のシェアをとり独占化をしている企業は、ほんの一部です。あとの市場は、まさに
混戦状態。
生き残り競争といっても過言ではありません。
したがって、
経営者は、会社に入ってくるお金をきちんと把握するとともに、どんな状況でも、資金繰りが途絶えぬように常に補給路を確保しておく必要があるのではないでしょうか。
■最後まで読んでいただきありがとうございました。
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経営資源のうち「お金」は重要事項ですね。
キャッシュフローをつかむのは絶対条件です。それも以前のように「おおまか」では許されない時代になってしまいました。
興味深く読ませていただきました。